AUTOIMMUNITY AND ESTROGEN DEFICIENCY
Dr. Kiyomitsu Miyachi, MD.

宮地清光著

自己免疫とエストロゲン欠乏
 

Index of Sciences Ltd.
Kemp House,
160 City Road, London.
www.indexofsciences.com

 

Amazonリンク 

https://www.amazon.com/Autoimmunity-Estrogen-Deficiency-Kiyomitsu-Miyachi/dp/B09QFDHMDT

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​本書は鶴見西口更年期リウマチ科クリニック院長 宮地清光の研究の足跡を集大成したポートフォリオ(Portfolio)です。英文書籍ですが、上記の発行元サイトあるいはAmazonからも購入可能です。

​ここでは目次と、著者略歴を翻訳し掲載します。

目次

前書き

著者について

第1章.1

抗PCNA抗体

第1章.2

抗リボ核蛋白抗体

第1.3章

抗Ku抗体と抗Ki抗体を呈した全身性硬化症/皮膚筋炎重複患者の前向き研究

第1.4章

シェーグレン症候群およびその他の全身性リウマチ性疾患におけるInositol 1,4,5-trisphosphate receptorは自己抗体の標的抗原である

第1.5章

バイオマーカーと生物学的製剤の選択。白血球増加・血小板減少を呈する関節リウマチ患者におけるトシリズマブとエタネルセプトの有効性の比較

第2章.1

急性心筋梗塞後に抗ミトコンドリア抗体陽性原発性胆汁性肝硬変を発症した限局性皮膚系統硬化症強皮症の1例

第2章.2

抗核膜抗体を呈した遅発性高齢発症原発性胆汁性肝硬変の1男性例

第2.3章

抗p95c抗体を有する原発性胆汁性肝硬変患者の自己抗体はリコンビナントp97/VCPに結合し、in vitroでの核膜再形成を阻害する

第2.4章

抗p97/ VCP抗体は軽症の原発性胆汁性肝硬変患者のサブセットの自己抗体マーカーか?             

第2.5章

原発性胆汁性肝硬変患者における抗核膜抗体のプロファイルと臨床的意義:多施設共同研究

第2.6章

PBCスクリーニング。原発性胆汁性肝硬変に特異的な複数のミトコンドリア・核自己抗体を検出するIgG/IgA Dual Isotype ELISA

3. 感染症とHRT

第3.1章

日本における豚由来インフルエンザウイルス A H1N1 と季節性インフルエンザ H1N1 および H3N2 に対するアマンタジンの治療効果の比較(2008-2009 年)

第3.2章

シェーグレン症候群を発症した閉経後タンジール病患者

第3章.3

閉経後未分類関節痛女性の治療-ホルモン補充療法の有効性を初めて報告した例

第3.4章

COVID-19とHRT

 

 

 

●著者について

 

宮地 清光(みやち きよみつ)

日本リウマチ学会指導医、専門医 日本女性医学学会専門医 
更年期とヘルスケア学会理事 関節の痛みと女性ホルモン研究会代表世話人。

 

宮地清光は1943年5月、16世紀に徳川昭君(徳川家康)が生まれた岡崎市(名古屋市近郊)に生まれた。1968年に慶應義塾大学医学部を卒業し、1年間の研修を終えた後、慶應義塾大学医学部リウマチ・免疫学教室に入局、その後、宇都宮済生会、東京都立大久保病院で研修した。東京都立大久保病院で治療したその後10年以上にわたって経過観察されていた2人のSLE患者(Ne、Ki)は忘れがたかった。抗核抗体(ANA)の研究は1971年に開始された。1973年、抽出性核抗原(ENA)に対する抗体を測定するための補体結合反応試験が行われていたが、この検査は非常に時間がかかった。そこで米国カリフォルニア州サンディエゴのScripps Clinic and Research Foundation (SCRF) でEng M. Tan博士が使用していた二重免疫拡散法 (DID) を1975年に独断で採用した。1975年、抗核リボ核タンパク質(RNP)抗体と抗Sm抗体が、全身性エリテマトーデス(SLE)および関連疾患における疾患特異性バイオマーカーであることを確認した。その成果をふまえ1976年、サンディエゴのSCRFでEng Tan博士の指導のもと、ユニークな反応性を示す特殊な血清(Ne)の研究を行った。1978年に対応抗原がPCNAであることを報告した。

1980年には、横浜に開業クリニック「慶宮医院」を開設し、保健科学研究所の協力を得て自己抗体分析を続けた。PBCの自己抗体については、カリフォルニア大学デービス校のEric Gershwin教授がピルビン酸脱水素酵素複合体(PDC)を標的抗原とすることを発表していた。その後はPBCの血清中にPDCとは異なる非常に強い沈降抗体に注目した。メチオニン標識したタンパク免疫沈降法で95Kダルトンの新しいバンドを示した。やがて他の研究者(カナダ、カルガリー大学のMarvin Fritzler教授など)と共同で、この標的がp97/バロシン含有タンパク質(VCP)であることを突き止めた。当時、VCPは核膜形成、ゴルジ体形成に重要な役割を果たすことが知られていた。さらに本院で原因不明の進行性閉そく性肝機能障害の高齢男性患者が抗核膜抗体陽性であった。後に核膜複合体を支持するgp210に対する抗体であることを同定した。この自己抗体と抗p62複合体抗体はPBCの進行に関係しており、抗p97/VCPは非進行性PBCに認められる傾向があった。また免疫沈降法は抗Ki抗体、抗Ku抗体の検出にも非常に有効であった。

2002年、リウマチ専門医であったが、58歳女性を早期RAと誤診してしまった。2003年更年期と加齢ヘルスケア学会に入会、2008年日本更年期医学会に参加し、専門医試験に合格。HRTは20年前から処方され、現在約500人/月 の更年期女性の治療にあたっている。宮地清光は、早期のRAに対して、エタネルセプト(ETN)やトシリズマブ(TCZ)などの生物学的製剤を使用して治療を行っている。2種類の生物学的製剤を使い分ける方法を提案されたが、この論文はopen journalに掲載されている。